地方競馬が分からん!
という声が多いので、お教えしたいと思い立ったものの、
僕も地方競馬が分からん!
ってのが、本当のところなので、書けることがありません。
(今週の園田で回収率40%程度しかないのに何をえらそうに書けんねんっちゅーねん)
せめて、クラス分けのことだけは伝えておきましょうか…。
レース名にアルファベットがあるじゃないですか。
あれって、中央でいうところのオープン、1600万下、1000万下みたいなクラス分けなんです。
ほんとーにゆるーく中央との対比を書いてみると、
Aクラス=中央のオープン~1600万下レベル。1000万下レベルの馬でも通用することあり。
Bクラス=中央の1000万下~未勝利レベル。未勝利でも地方の馬場に合えば全然いける。
Cクラス=中央500万でやっとこ1勝~未勝利レベル未満。中央の未勝利戦で全く歯が立たない馬でも勝てることがある。
といったところです。
Cクラスの下位層となると、中央でいうところの、未勝利戦で二桁着順の馬が集まるところですから、メンバー次第ではだいぶカオスになります。それを面白いと思うかどうかは人それぞれでしょうが。
クラス分けには、これまでの獲得賞金からクラス分けする場合や、ここ数年~数か月の獲得賞金を見る場合や、競馬場独自のポイントに換算してクラス分けするなど、様々な方法がありますから、一概に「どういう成績を取ればどのクラスに入る」とは言いにくいですが、まあこんな感じ。
で、そのクラスを更に分けるために数字があります。小さい数字ほど上のクラス、大きい数字は下のクラスです。
一度、上から順にだいたいこんな感じ~ってのを書き出してみると、レースで結果を出している馬が入る順に、
A1、A2… B1、B2... C1、C2、C3…
みたいな。
C1とC2ではC1の方がレベルが高いことが一般的ですが、メンバー次第で逆転もあります。B2とC1だと、B2の方がレベルが高いとほぼ言い切れます。
数字はA、B、Cそれぞれのクラスに所属する馬の数によって変わりますが。
更に、例えばC2に属する馬が多い場合、C2一組(しーにいちくみ、と読みます)、C2二組のように、C2の中でも細かくランク付けがされています。
園田でいえば、C3四組がだいたいいつも最も結果を出していない馬が所属するところ。これを勝ったり馬券内に入れば、C3三組や、C3二組、C3一組に昇級して、そこでも勝てばC2三組などに上がっていきます。
C1一組を勝てば、晴れてB2三組くらいに大きく昇級します。
CクラスとBクラスは、中央でいうところの500万下から1000万下に昇級や、1000万下から1600万下への昇級くらい大きな差があります。
C3三組からC3二組くらいの昇級は小さいので、時計面などで優位なら、普通に買えますけどね。どちらが上のクラスとはっきりしないくらい均衡することがありますし。
ただ、それだけの小さな昇級でもペースがガラッと変わることがあるので、その辺は普段からレースを見ているか、競馬新聞からの情報を精査しないと逃げ馬が逃げられなかったりして人気背負って惨敗もあるので気を付けなければならないところです。
園田でいえば、C3で逃げられてた馬がC2で逃げられず惨敗がデフォ。逆に、C2で惨敗してC3に降級してきたら突然走ることもあるんです。
以下は、今年の3月12日の園田競馬で開催された番組表。
朝イチが古馬最下級のC3四組。2Rは3歳C2ですが、3歳馬の数がそこまで多くないので、Cクラスは2組までしかありません。よって、ここが3歳馬の最下級条件。3、4、5レースは全部C3クラスですが、後のレースになるほど結果を出している馬が揃う(一応)ハイレベルなメンバー構成になっていってます。
6RからはC2クラス。9Rは3歳馬のAクラスBクラス混合戦。Aクラスの馬が勝って順当結着か、Bクラス馬が下剋上をするのか、を楽しむレース。
10Rからは時計もだいぶ速くなるBクラス戦。で、この日はオープンクラスのレースは無しってことです。あ、最終はBクラスへの昇級をかけたC1戦ですね。
この辺を考えながら予想すると、なぜ地方競馬は同じ馬場の同じ距離を走っているのに順当に決まらないか?がちょっと見えてきて面白いと思います。ご参考まで。
てか、地方もやろうよ。
(ドバイとかの海外競馬で馬券買えるなら、地方も変わらんってよ…が僕の思い)
中央馬が優勢。➁ヒラボクラターシュ、④テルペリオン、⑦キクノルア、⑨アナザートゥルース、⑫グリムで馬券を組むレースでしょう。
武さんが⑫グリムで逃げれば、他の騎手は逃がしてしまいそうで本当に怖い。しかし今回は大外。名古屋の大外なら決して有利とはいえませんから、前を取りにいったらペースはやや速くなると思います。
で、是非それを差し切って欲しいのが⑨アナザートゥルース。このレースは馬場適性が不明な馬が多いので展開を読むのが難しいわけですが、それでも狙いたいのは切れる脚は無くても、長く脚を使えるタイプ。多少前が速くなってもアナザートゥルースにとっては、その方が向くのではないか?と思っています。
大野騎手が外を回り過ぎなければ。出来るなら、内に潜り込んで、外に馬を置いて小さく最終コーナーを回ってきてくれればな、と思います。
この後は、中央怒涛の4重賞。そして、日曜日には高知の土佐春花賞。
3月21日の祝日には黒船賞もあって、地方交流重賞も充実してくると春を感じますな。
忙しいことも多々あるでしょうが、お互い息災で過ごしましょうね。
ほなまた。